2016年7月27日水曜日

第31回 サロマ湖100㎞ウルトラマラソン



2016626

天気曇りのち雨。

今年も24日金曜から京都を出発して、北海道のサロマに向かう。
北海道には夕方4時半に千歳空港に着き、今日は目的地の温根湯温泉には時間的に無理があるので途中の大雪山の麓の層雲峡にて一泊。

朝起きると一面雨模様で山も見えず、明日の当日の天気も気になる。
10時に層雲峡のホテルを出発し、サロマの前泊の温根湯温泉   大江本館へ

途中に明日の補給食等や昼食に北見市内に行き、うどん、丼物と炭水化物昼食をとり、
ゆっくりと2時にホテルチェックイン、

軽く明日の為のランニングをして、ゼッケンや中継地点の服装等の準備を済ませ、社員の到着を待つ
5時に無事に到着してくれ、温泉に入り、6時からの夕食を一緒に食べる

大江本館は温泉も掛け流しの湯で広くて素晴らしい。毎回気持ち良く癒される。
夕食はマラソンの為バイキングで、明日に備えて炭水化物多めの食事に。
社員二人は来年のサロマンブルー(10回完走した人に貰える栄誉)達成記念を社員や友人と北海道のこのホテルでやりたい為の視察と準備も兼ねて来て頂いた。
明日は途中からの応援や、来年の予定確認と社員には忙しい1日になる。
私も明日はこのホテル出発が、午前3^_^

夜も8時半になり、絶対に寝たこともない時間に就寝準備にはいる、中々寝付かれないが何とか、10時には眠った…

2時には目覚ましで起き早速食事の準備と髭剃り、歯磨き、トイレと忙しい
朝食はうどんと餅2個とおにぎりを食べ、走る服装に上着を着て、大型バスへ乗り込む。
食事して、3時前フロントに

大型バスにてスタート地点に向かう(約一時間)
このホテルからは約60人が参加  8年前は10数人でしたが…このホテルの総支配人さんが毎年走られて、サロマンブルーの称号も持たれているので、全国から評判聞きつけて来られていると思う。
気さくな方で素敵な人である。
私も一回目から気に入りずっとこのホテルに泊まらせて頂いている

天気は曇り、雨は大丈夫な感じ
北海道北見の朝は3時半には明るくなって4時前に日の出に成る

スタート地点までは約1時間のバス旅

途中サロマ湖畔で日の出を見る、とても綺麗な朝日が昇ってくる
対面のバス窓から山側は今にも降りそうな不気味な雨雲が対比している後1時間でスタートだが、雨は大丈夫…かとすごく心配に成る

スタート地点に4時五分に着き、体育館へ着替えやスタートまでの時間にバナナやゼリーやパンをつまみ、トイレに行き最終準備の中継地点とゴールの荷物をトラックに預け  15分前にスタート地点に整列。

又来たか^_^9回目のサロマ来年は10回なんか今までより緊張感がある、
今年で60歳の還暦になり、サロマンブルー目指すと公言してから9年も経ってしまった。
ここに立てば言い訳ご無用、頑張るしかない。
気合いを入れスタートを待つ。天気は今にも降りそうだ…

5時にスタートの号砲   いよいよレースの始まり、1㎞、2㎞と走るが足、身体も大丈夫な感じ
ただ雨が、スタートして直ぐに降り出し…カッパを着るか迷うあいだに、本降りになり、カッパは諦め、濡れた状態で走ることに
サロマの気温は朝一は10度ない、雨が、降り余計に寒い
毎回ノースリーブのランシャツで走るが今年は雨予報だったので半袖にアームカバーをして走る、途中小雨になったり少し止んだりの天気、気温の高いより、汗かきの自分には良いと言い聞かせ走る。





水分補給も多くはないが毎回とり、自前のアミノバイタルやゼリーバーや顆粒のサプリメントをこまめに給水と一緒にとり走る
30㎞地点でも順調に走れている。

42.195(フルマラソン)地点の通過タイムは4時間   昨年とほぼ同じタイム
少し足の張りは感じてきたが、苦しさはない、雨は相変わらず強くはないが降ったり止んだり、ここまではパンは一回、ゼリーは2袋と顆粒一つをとる、これからは少しアップダウンが20数キロ続く、ここが、頑張り時と脳に、言い聞かせひたすらはしる、

2日前から少し下痢気味で薬も飲みながらの出場、途中2回トイレに立ち寄り、時間ロスもあったが、身体はその二回のおかげで楽に、なって走れている、54.5キロの着替えのできるエードステーションに後少しのところでやはりだんだんと脳が走るなと身体に信号を送ってくる、だんだんと苦しく、足も張りが出てくる。
これからは自分の脳と心の戦いも入りずっと我慢して走る。エードステーションにたどり着く、社員が出迎えて来て嬉しい、おにぎりや支給の食事を少し食べ、早めに走り出す、着替えも出来るが、濡れていて、着替えた時が寒いし、まだ雨も降っているので、何も着替えずにスタートする、これから少しの登りがあり、休憩を長くすると足が、止まってしまう。60㎞までは何とか足も騙しながらはしれたが、65㎞からは足も硬直し、身体も冷えていて思うように走れない。



2回のトイレも今までは行くことも無かったが、今年は雨で身体も寒いからトイレに何回も行く状態。
ようやく80㎞前のエードステーションにたどり着く、後20㎞もう大丈夫と自分に言い聞かせてパンや、スイカを食べて、足に膝に水をかけて走り出す。
しかし80㎞少し過ぎたところで足が動かずに、先ほどの膝に水かけことが、あまりにも足が冷えている自分に気づかずで余計に硬直してしまったようだ。
何回もストレッチをして何とか走り出す、思わずのアクシデントだ、それからは足も上がらず、肌寒く、いつもはラスト10キロは少しスピードを上げられる自分が残っているのに今年はスピード上げられずダメでした。



それでも気持ちはゴールしか考えずに前を向いて、ひたすら走れと自分に言い聞かせ戦い頑張る。
3キロの最終エードステーションでスイカを食べて、少し体調整えてこれからは応援してくれる人も沢山で応援で、走れる
今年のサロマ湖のワッカ大草原には大きな橋が出来ていてその向こうの折り返しが前年よりも辛く感じた。後1㎞はもう辛さや痛さは感じない、気持ちが、ゴールしか見えない。身体は冷えきっているが、応援のおかげで、ゴールを迎えられた。
9回目のゴール。本当にこれも、家族、社員、友人や走る仲間の暖かい応援や励ましのおかげ。

10時間23分。昨年よりも7分遅い、でも暮れの12月に肩の手術や、4月の韋駄天の100㎞の失走や、5月の途中リタイアも、走り出して初のリタイアがあり、サロマは大変不安でしたが、走れて満足^_^
すべての人にありがとうを言いたい。
ゴール後は寒くて、直ぐに、暖房入りの体育館で着替える、低体温で冷えきっているのか皆も震えながらの着替え、中には低体温で、緊急搬送者も、振り返れば大変なレースだったのかも。







来年は10回目  いよいよサロマンブルーに大手を。又来年来るぞと小さく叫び。終わる。


追伸。
サロマの私設エードの人の温かさは毎回折れる心を癒してくれる
本当に感謝の気持ちでいっぱいだ