和歌山県勝浦で開催される山岳レース
過去5回は60km、65kmのショートコースを走りました。
それは6月のサロマ湖ウルトラマラソン100kmが有るので、疲労や怪我の事を思い、いだ天ウルトラの100kmは走らないようにしてました。
しかし、昨年私のサポートをしてくれた社員が、自分も65kmに挑戦すると出場を決めた事が、私のレース魂に火がつき、100kmの山越え(3つの山)をする事に決め申し込みました。
4月25日土曜昼まえに出発
新名神から伊勢道を尾鷲に向かい、42号線にて勝浦に5時着。
ホテルへ
ゆっくり温泉に入り7時からの夕食、10時には明日の段取り支度終わり就寝
明日は2時半起き、早朝4時に那智の滝に集合。
滝にてお参りして早朝5時滝よりスタートする。
階段をかけ上がり車道から山頂へ、それから一気に10km程を下って行く単調で険しくは無いが、距離が長く下りは脚でブレーキをかけるので、筋肉痛が半端でない。
山を下り降りたところに休憩エードがあり まだ二時間も走ってないが脚は重い。
少し多くドリンクを飲み これから35kmまでは平坦な道程を走る、天気も良く暑い、日差しも強く無理したら倒れそうになる。
まだまだ先は長いが、先ずは第一目標の35km地点を3時間15分以内に通過すること!!
何故なら65kmレースのスタートが100kmレースの3時間15分後で沢山の応援が待っているからである。
少しTIMEも貯金出来たが、いよいよこれからが二つ目の難所の山を登って下り又登って下りを2三回繰り返し平坦なこの地点まで帰ってくることができる。
段々と登りも脚は止まりそうになるが、なんとかスピードは65kmのように走れ、70kmまでは戻って来れた。
着替えの出来るエードスティーションでアームカバーや手袋を外し、少しアイシングして、補給食を多く取り、残り30kmを走り出す。
これから10kmは平坦な道であるが、疲れや脚は固まり、動かずでかえって平坦な道は疲労感で脳が負けてしまい、スピードが落ちてしまう。
80km地点では貯金はオーバー23分に。。。
又これからは最後の難所、来たときの山を登って行く、
後登り8kmの看板 …後8kmも登るのか…脚も身体も脳までがため息をつく。
それでも自分に後少し、後少しと言い聞かせ歩かずに頂点を目指す。
後2kmの看板を見て、逸る気持ちを抑えひたすらに登る
少し長く休憩して下り降りていくが…
昨年までの65kmレースのようには下れずで、脚が動かず、下れば脚は固まり筋肉はパンパンで足は上がらず、
下りも1キロ6分近くかかっていく。
ようやくヘアピンカーブを下り降りたら残り3kmに。ここからはゴールまでは平坦な道。
もう気力も無く、心身ともに疲れ果てていくが、ゴールまでが1kmになると、ここまで来た、帰って来たと言う自分がいて、
少し元気に身体も軽く走りだせる。
TIMEは10時間45分をまわり、自分の目指していた10時間20分は越えていたが後1km弱は最後の力を振り絞り走る。
ゴールが見え、沢山の人が応援や頑張ったコールをしてくれる。
友人もゴールでカメラを持ち待っているのが見えた。
涙が少し出てくる。ゴールとともに友人と抱き合い10時間50分の100kmレースを終了した。
山岳レースの100kmは始めてであったが、サロマ湖と違う厳しさと村の方々の温かさを味わえた貴重な思い出のレース大会であった。
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